メイプルガーデンコート

2017年/東京
施主:株式会社メイプル
設計:三菱地所ホーム

山手通りから少し入った富ヶ谷の閑静な一角に瀟洒なレジデンスがこのほど完成した。建築家と画家のご夫妻がオーナーのこの建物は地上3階地下1階で、オーナーの居住スペースと2つの外国人向けの住まいからなる共同住宅である。 ゆとりのある間取りとともに各住戸には広いガーデンが設えられ、豊富な緑を身近に感じられるのが特徴である。地階のフィットネスルームとアトリエは自然光や風が入るドライエリアに面して計画されている。このようにさまざまな場所で緑や風や光が感じられるのも建物の大きな特徴となっている。「美しい陰影が暮らしと自然をつなぐ」を照明コンセプトとし、オーナーが思い描く住まいのカタチに寄り添うように光を計画していった。天井、壁、床の間接照明、家具に納める照明など素材や仕上げについてオーナーや設計者、現場と多くのやり取りを繰り返した。また存在感の出るペンダント、スタンド、ブラケットなどはオーナーの希望をお聞きしながら場所ごとに特徴の出るものを揃えていった。調光システムによるシーン設定はデザインの一部として行ったが今後の暮らしの中で工夫をお願いし、コンセプトの通り陰影を楽しんでいただける住まいになれば嬉しい。



Maple Garden Court

2017 / Tokyo
Client: Maple co.,Ltd
Architect: MITSUBISHI ESTATE HOME





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