2012年のスタート

照明デザインに携わるものにとって今年はどういう年になるのだろうか? と年頭にいろいろと考えを巡らせています。

照明環境にとってエネルギーとの関係、環境保護の対策は同じ線上に存在する重要な課題です。もとより照明デザインはエネルギーをたくさん使い、たくさんの器具を点灯、明るくすることばかりが目的でないことは明白ですが、照明を灯すこと自体間違いなくエネルギーを消費することです。肝心なことは照明の捉え方とその適量ということになります。自然環境は循環することで継続性が保たれているのだとすれば、資源や環境の問題と照明の間にはその循環が成立しないが故に起こりうる支障と解釈できます。照明は人の生活にとって欠くべからざるものであります。できるだけ負担を少なくその量を適正に整えていくことが必須となるでしょう。エネルギー源の選択、受給のコントロールなど社会システムそのものの問題も大切なことですが、時勢に基づいた光の効用や魅力を伝えていくことが使命であると改めて感じています。

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