先月、久しぶりのLWの機会に恵まれました。
LWとは長期休暇(GW)の類いではなく、ライティングウォーキングの略称です。
事務所の皆で夜の街へ繰り出し、照度計やメジャー、カメラを手に手に練り歩きます。
道中で光の気づきや発見があれば共有し、気になる場所は照度を測り記録写真を撮影し。
収穫した情報や気づきを今後のデザインの肥やしにしよう、という所内の街歩きイベントです。
この所内のイベントのその実は、楽しい街歩きではなく訓練の場です。
同じ風景を見ながら何に気づくか。ボスとチーフを前に、緊張感が高まるものです。
今回は三越前駅から中央通りを南下し、日本橋・京橋・銀座で寄り道をしながら、
新橋で解散となりました。約3時間の行程です。
LWの間、光の分布と手法、その意図について考えました。
光の分布に注目すると、夜景としてどこを重視しどんな効果を狙っているか、その片鱗を垣間見ることができます。
写真はCOREDO室町の仲通りです。
低層ファサードの、伝統的な要素と商業の賑やかさが一体的に感じられる光のバランスが印象的でした。
LWは仕事が落ち着いた時に行けますが、そればかりでは心配になるはずです。
またの機会が待ち遠しいような、忙しい方が良いような。
次回を楽しみに日々鍛錬です。
南雲