投稿者「tomita」のアーカイブ

Season’s Greetings  2024

この度の能登半島地震で被災された皆様ご家族の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く平穏な日々が訪れますことを心より祈念しております。

新しい年を迎えました。
旧年中はたいへんお世話になり心より御礼申し上げます。
さまざまな地域や場所、空間や建物の光環境を創っていくことに今年も積極的に取り組んで参ります。
照明デザインの過程でさまざまな光のカタチや現象と出会います。
それは意図した効果もあれば、図らずも出くわした陰影の妙に驚かされたりします。
これからも新たな光との出会いを求めて照明デザインに精進して参ります。

円卓会議・照明楽会イベントのお知らせ

来る12/9(土)18:40〜 東京デザインセンター・ガレリアホールにてThe Planet of Light「照明の未来」を開催します。今回のテーマは「宇宙からのラブソング」。コロナ後、久々のライブ開催となりました。光の素晴らしさ、照明の魅力、明かりの豊かさをお伝えするイベントです。どうぞご来場ください。

残暑お見舞い申し上げます。

お盆休みが明け、朝夕は幾分過ごしやすくなりましたが、日中はまだ強い日差しがある夏の終わりです。皆様に於かれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
4年の時を経てようやくさまざまな夏祭りやイベント、観光が戻ってきました。弾けるようにたくさんの人が街に海に山に出かけ、海外からの観光客も多く訪れる昨今です。コロナ禍で暫く影を潜めていたナイトタイムエコノミーも改めてその有効性が期待され、夕刻以降の過ごし方に多様性や幅が求められてきています。私たちもご期待に沿うべく、光の扱いや照明のあり方にこれからも注力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2023年晩夏
トミタ・ライティングデザイン・オフィス

彩りのグリーンウォール

少し前に竣工した再開発ビルに立ち寄りました。
夏場の緑濃い姿とは異なる色とりどりの表情はこの寒い季節に温もりを感じさせるファサードになっていました。
VECDで千鳥配置にしたことも結果的には適度な抜け感を生んでいます。
世界貿易センタービルディング南館

SEASON’S GREETINGS 2023

リノベーションは既存部分を残し再利用することで新たな建物の価値創造につなげるものですが、隠れていた部位を光によってフィーチャーすることも魅力のひとつです。40年以上を経過した都心のオフィスビルの壁を剥がすとブレースが露わになりました。そこで廊下に沿って続くブレースに光を絡めリノベの象徴としました。
私達の事務所は昨年で四半世紀の区切りを迎えました。その間、街づくりや再開発、都心の超高層から山間のゲストハウスなど様々なプロジェクトで光提案をさせて頂きました。今年も地区や空間の魅力を引き出す光のデザインを続けて参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
トミタ・ライティングデザイン・オフィス
Ginza Wing Bldg. Architect:YENDO ASSOCIATES

The Planet of Light オンライン開催のご案内

徐々に寒さ深まり、冬の訪れを感じる季節となってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は毎年開催されております円卓会議・照明楽会のイベントのご案内をさせていただきます。

2021年より始まった「The Planet of Light」の第2回目は 「美しい光のディスタンス」です。 
照明の未来を考えるうえで、当たり前だと思っている 私たちを取り巻く環境や常識から少し距離を置くことで、急に目の前が明るくなって未来が見通せるようになると私たちは考えています。 
2022年初冬の夕刻に一緒に照明の未来を考えてみませんか?

今回は、ハイブリット開催として人数限定のスタジオ収録をオンライン公開させていただきます。
2日間に渡り公開いたしますので、下記URLより事前登録の上、是非ご視聴ください。

http://www.bluemoment.jp/

プラネット・オブ・ライト[照明の未来]

第2回 美しい光のディスタンス

オンライン公開日:2022年12月2日[金] 18:40〜20:30

オンライン再放送日:2022年12月3日[土] 18:40〜20:30

会場:オンライン配信イベント

参加費:   無料

主催:円卓会議・照明楽会

共催:東京デザインセンター

SUMMER GREETINGS 2022

残暑お見舞い申し上げます。

早い梅雨明けの後、酷暑と大雨が繰り返される日々が長く続きいよいよ亜熱帯気候の到来かという今夏ですが、皆様に於かれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
マスクと手指消毒が欠かせない日常がいつまで続くか判らない先行き不透明な状況下ですが、ここ数年のうちに大きく変わり始めた働き方やコミュニケーションはオフィス環境での多様性のニーズを一層高めています。
照明環境も新たな仕組みに適応する運用や制御のフレキシビリティがますます大切になってくると感じています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2022晩夏 トミタ・ライティングデザイン・オフィス

25th Anniversary 1997-2022

私たちトミタ・ライティングデザイン・オフィスは創業以来25年を迎えました。
これもひとえに皆様方のご支援によるものと深く感謝いたします。
この四半世紀の間、さまざまなご縁をいただき多くのプロジェクトに携わり、照明デザインの提案を行い新たな光の景を紡いできました。2022年を一つの通過点としてまた次のフェーズに進んで参ります。

THE PLANET OF LIGHT オンライン開催のご案内

すっかり冷え込むこの頃、木枯らしの吹く季節となってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は毎年開催されております円卓会議・照明楽会のイベントのご案内をさせていただきます。

今回より新しい章「プラネット・オブ・ライト」が始まります。未来の照明とは、どのようなものでしょうか。今年も昨年に引き続きオンラインでの開催となります。どなたでも無料でご参加いただけますので、下記URLより事前登録の上、是非ご観覧ください。

http://www.bluemoment.jp/planet2021.html

プラネット・オブ・ライト [照明の未来]Vol.1 

「いろいろな生き方と照明」

日時:2021年12月11日[土] 18:40〜21:00

会場:オンライン配信イベント

主催:円卓会議・照明楽会

共催:東京デザインセンター

美しい電燈黎明期の景色

なんと美しい景色でしょう!

旅情詩人と呼ばれた画家・川瀬巴水の展覧会(SOMPO美術館)が現在開催されています。川瀬は大正から昭和にかけて活躍した版画家で、とりわけ陰影の表現が素晴らしく夕暮れから夜にかけての闇と灯りの表情がとても魅力的です。かのアップル創始者スティーブ・ジョブスも大ファンだったようで、そのあたりのエピソードも会場では触れられています。
まさに偶然ですが、時を同じくして明治期に活躍した浮世絵師・小林清親の展覧会(練馬美術館)も開催されるようです。小林は電燈が灯り始めた街の夜景を絵に納め、光線画という分野を確立した才人です。当時、闇の中にほのかに灯る窓明かりが水辺に伸びている美しい様は絵師の心を揺さぶったのではないかと思います。電燈が灯り始めた黎明期の風景は当時では先進的で格好のモチーフであったことでしょう。少し明るくなりすぎた現代の都市夜景の中でその昔に思いを馳せてみるのもいいものです。

功労者表彰受賞

照明学会は創立105周年の歴史をもつ日本でも有数の学会です。その学会から創立105周年を記念し、学会の発展に寄与したということで、去る6月に功労者表彰を受賞しました。学会の活動にはそれほど熱心ではなかったので少々びっくりしていますが、幾つかの賞の審査委員をやったり、委員会への参加、長いこと専門会員であったりしたことでしょうか。何れにしても表彰を受けることは嬉しいことであり、日本の照明業界に小さな貢献ができたことで今後のデザイン活動の励みになります。
現在、照明学会にも少しづつ変化が訪れているようです。学会内にも照明デザインの分野が徐々に広がりつつあるようで、まさにテクノロジーとデザインの両輪で照明を一層高みに押し上げていくことが期待されています。富田 泰行

SUMMER GREETINGS 2021

残暑お見舞い申し上げます。

感染症がさらに猛威を振るう今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

なかなか思うままには動きづらい、二回目の夏となりました。今年のサマーグリーティングは車窓を流れる緑の光の写真をお送りします。皆さまに、旅に出るような気分をお届けできたらと思います。

どうかまた、気軽に電車やバス、飛行機に乗って新しい光や、懐かしい光に会いに行ける日が訪れますように。

2021年晩夏 旅先の光に思いをはせて  トミタ・ライティングデザイン・オフィス

「101灯のあかり展」

こんにちは。トミタオフィススタッフの金原です。

段々と夏らしい日差しとなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

すっかり投稿が遅くなりましたが、3月末頃新宿ACTUSで開催されていた「101灯のあかり展」を覗いてきました。

店舗の中に101灯のペンダントライトやスタンドライト、テーブルランプが展示してあり、名作から新作までをじっくりと見ることができる催しでした。

生活になくてはならない光ですが、テーブルを照らす優しい光や部屋の壁を浮き上がらせる光、太陽光とともに空間を彩る光が印象的でした。意匠的な照明も空間にぐっと雰囲気が出てとても面白いですね。照明器具それぞれに込められた、強いこだわりも感じられました。

見ると自宅に(是非事務所にも…)設置したくなり、勝手に真剣に検討を繰り返すこの頃です。

機能性に加えて安心感や心地よさを感じる光を見て、その可能性を感じたひと時でした。

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オンライントークイベント

年明けからの緊急事態宣言下での日常は些か不便ではありますが、新たなライフスタイルやワークスタイルにもかなり慣れてきました。事務所ではテレワーク、時短、ローテーションなどを組み合わせて業務にあたっています。

さて、デザインセミナーやトークライブなどもオンライン形式が主流になっています。今月は2つ参加することになっており、うち一つはすでに終えました。

IALD Japan のInaBarは照明デザイナーがワイン片手に話題提供する会員限定のトーク企画です。ご指名を受け、「愉しみとなりわいを行き交う夜」と題しプライベートな夜景の楽しみ方とデザインワークでの夜景への取り組みをお話ししました。

来たる2月25日には遠藤照明のオンラインシンポジウムに登壇いたします。「彩る」をキーワードに、気象予報士の佐々木恭子さん、立命館大学教授の本間睦朗さんと鼎談することになっています。自然を観察することに長けた佐々木さん、感性と理論の両面から光を解く本間さんとどのような話の展開になるか楽しみです。ご興味のある方は是非ご覧ください。 詳細は下記のURL から。

http://em.endo-lighting.co.jp/n0Y80hU03tKj0SJ0Q300DR0

謹賀新年2021

昨年は暮らしや仕事のニューノーマルが模索され、オンラインコミュニケーションやリモートワークなど新たな価値観が広まってきました。私たちにとっても例年とは違う少し不便な日常でしたが、大小さまざまな特徴あるプロジェクトが完成した1年でした。
新年を迎え、背筋を伸ばし気持ちを整え、引き続き市街地再開発計画やオフィス、集合住宅、教育機関などのプロジェクトに携わってまいります。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

THE LEGEND OF LIGHT オンライン開催のご案内

徐々に寒さも深まり、冬らしい季節となってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は毎年開催されております円卓会議・照明楽会のイベントのご案内をさせていただきます。

第4回となるレジェンド・オブ・ライトですが、今年はコロナ禍の影響もあり初のオンラインでの開催となります。どなたでも無料でご参加いただけますので、下記URLより事前登録の上、是非ご観覧ください。

https://www.bluemoment.jp/legend2020.html

レジェンド・オブ・ライト [クイズで紐解く照明事始め] Vol.4

「光のナイチンゲール」

日時:2020年12月12日[土] 18:40〜21:00

会場:オンライン配信イベント

主催:円卓会議・照明楽会

共催:東京デザインセンター

Hisaya-odori Parkオープン

名古屋の中心市街地・栄地区に立地する久屋大通が日本最大級のPark-PFI事業により再整備されこの程オープンしました。これは名古屋市が策定したグランドビジョンに基づくもので、名古屋全体の都市景観と賑わいの向上を目指すリーディングプロジェクトです。公園は4つのゾーンから成り、魅力ある賑わい店舗が集まる新商業施設「RAYARD Hisaya-odori Park」、森の中に点在する飲食店舗ゾーンのエリアや広々とした芝生のエリアなどで構成されています。竣工間もない先週末はコロナ禍にもかかわらずオープンスペースは距離もある程度確保できるので多くの人が訪れていました。私たちは基本計画から設計段階まで参画し、デザイン監理に携わることはありませんでしたが、無事完成を見てホッとしています。(テレビ塔は別途となります)

トークライブ「街と駅と光」

去る9/9に照明デザイナーの岡安さんが主宰するエッセンシャルライトに登壇しました。本来ならどちらかの会場でお話するところですが、今回はウェブでのトークライブとなりました。テーマは街と駅と光。池袋と渋谷エリアでの直近の仕事を糸口に街の変遷と光のデザインについて語り、続いて自らの源流を遡り、光との出会いや関わってきた日本の都市照明の潮流を辿りながら、これからの光環境についても少し展望することができました。岡安さんの光に対する想いも聴けて興味深かったです。

KANDA SQUAREが一冊の書籍に

6年にわたり照明デザインを担当してきました「KANDA SQUARE」が竣工し、その軌跡をまとめた設計の記録が建築画報社より発刊されました。
地歴に基づく開発全体のコンセプトから関係者の想いやデザインへのこだわりなどがたっぷりと掲載され読み応えがあります。我々も外観照明、外構共用部照明について執筆させていただきました。
プロジェクトの概要については今後ホームページのプロジェクトコーナーで紹介させていただきます。

SUMMER GREETINGS 2020

残暑お見舞い申し上げます。
皆様におかれましては新たな日常の中でお変わりなくお過ごしのことと存じます。
いつもの夏より心がざわざわする2020年の夏となりました。世紀の祭典もあり大きな期待をもって迎えた年の初めでしたが、程なくして広がりを見せた未曾有のウイルス禍に世界が翻弄されることになってしまいました。
今夏は稀にみる猛暑と未だ出口の見えないコロナの過酷な状況ではありますが、光ができること照明でできることを探りながらまた一歩づつ歩みを進めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2020年晩夏 トミタ・ライティングデザイン・オフィス