先日、チーフデザイナーの大岡直美がデザイナー育成機関のインタビューを受けました。これからクリエイターを目指す人たちへのプロの熱いメッセージです。さまざまなデザインフィールドのプロフェッショナルとともに、照明デザインに対する想いや成すべきことをきちっと伝えています。学ぶ気持ち、昨今の照明の状況、省エネルギーなどの社会的情勢に対する考えなど丁寧に答えています。エネルギーの深刻な状況からいま照明は大きな転換期にあると言えます。このような状況の中で何が大切で何処を向いて進んでいけばいいか。このことを専業者も生活者もじっくり考えていかなければいけない時代になってきました。富田泰行
2012年のスタート
照明デザインに携わるものにとって今年はどういう年になるのだろうか? と年頭にいろいろと考えを巡らせています。
照明環境にとってエネルギーとの関係、環境保護の対策は同じ線上に存在する重要な課題です。もとより照明デザインはエネルギーをたくさん使い、たくさんの器具を点灯、明るくすることばかりが目的でないことは明白ですが、照明を灯すこと自体間違いなくエネルギーを消費することです。肝心なことは照明の捉え方とその適量ということになります。自然環境は循環することで継続性が保たれているのだとすれば、資源や環境の問題と照明の間にはその循環が成立しないが故に起こりうる支障と解釈できます。照明は人の生活にとって欠くべからざるものであります。できるだけ負担を少なくその量を適正に整えていくことが必須となるでしょう。エネルギー源の選択、受給のコントロールなど社会システムそのものの問題も大切なことですが、時勢に基づいた光の効用や魅力を伝えていくことが使命であると改めて感じています。
2011年の足跡
2011年の主な出来事
1月 5日仕事始め / 都内PRJ2つが本格的に始動 / 中国出張&成果品のまとめに追われる / LANDSCAPE DESIGN取材、東京工芸大特講など。 2月 製薬会社PRJ、金融インテリアPRJがスタート / IALD TYO会議、IEIJデザイン賞・委、JUDIシンポ出演など。 3月 ILF2011トークイベント出演 / 終了直後に大地震に遭遇 / UR PRJ竣工するも点灯せず。 4月 震災後の都内の照明チェックを始める / ニューフェースTLO参画<NAGUMO> / IALD TYO会議、景観大賞審査会出席。 5月 アメリカ視察<KAMEMOTO> / O PRJの設計図書まとめに追われる / デンマーク視察。 6月 水戸駅ビル竣工するも外観部分点灯 / 札幌PASEOのデザイン監修完了 / UIA・earth catalogue展企画参加。 7月 赤坂、八重洲など進行中PRJの現場監修ワークが続く / JAKARTA PRJ デザインワーク / IEIJデザイン分科会参画。 8月 6日頭上に上がる神宮花火堪能 / 13〜21日 Long Vacation / スローな日常が不安になる。 9月 earth catalogue展の調整&チェック / UIAトークイベント出演 / ムサビ授業スタート 仕事〜学校〜仕事の日々。 10月 ALDF北京照明フォーラム参画、濃密な3日間 / 橋梁照明が舞込み久々の公共PRJ開始 / O PRJプレゼ相次ぐ / デザインスクール取材<OOKA> / IALD TYO会議、日経アーキ取材。 11月 Ya PRJ現場実験、K PRJデザイン調整、Yo PRJ mock-up調整相次ぐ / 機器メーカーアドバイスワーク / Joshibi授業スタート / J-wave 円卓告知とショートインタビュー。 12月 Kn PRJ、S PRJプレゼ / K PRJ現場チェックスタート / サンキュー<KAMEMOTO> / 円卓「イルドレドへの旅」 ON-AIR / 年賀状てんやわんや<KAIDA> / 28日仕事納め

トークイベント 盛会
イルドレドへの旅 いよいよ今週末に迫る
報道番組スタイルのトークイベント「イルドレドへの旅」が、いよいよ今週末の12/10(土)に迫ってきました。
照明の過去・現在・未来について照明デザインの立場から様々な視点で検証しようと思っています。
開場 15:00
第1部 15:30〜16:40
・日本の照明デザインの系譜 プレゼンター:東宮洋美
・光源の変遷と照明環境 プレゼンター:富田泰行
・1980〜2010年の照明デザイン プレゼンター:東海林弘靖
第2部 16:50〜18:00
・イルドレドへの旅(LED〜OLED) プレゼンター:武石正宣、内原智史
・震災後の日本人の照明価値観 プレゼンター:東海林弘靖、東宮洋美,富田泰行
第3部 18:30〜20:00
・どうなる?これからの日本の照明 パネラー:内原智史、東海林弘靖、武石正宣、東宮洋美,富田泰行
ゲスト:佐藤克也氏(ジャーナリスト)、スカイプゲスト:ケルスティン・ブランシー氏
当日はLIGHT BARがオープン。幕間と終了後にお楽しみいただけます。
年末の多忙な時期かと思いますが、是非おいでください。
http://www.bluemoment.jp/illedoled_2011.html
また、USTREAMによるネット配信も行いますので、ご覧いただければと思います。
http://www.ustream.tv/channel/the-jorney-to-the-illedoled
照明トークイベント「イルドレドの旅」
例年開催しています円卓会議・照明楽会によるトークイベントを下記のとおり開催します。光源の変遷や照明環境、日本の照明デザインの歴史、そしてこれからの明かりのあり方など幅広く照明の過去・現在・未来について語り合います。
日時:2011年12月10日(土)15時開場 15:30〜21:00
場所:東京デザインセンター ガレリアホール (五反田)
詳細は以下のサイトにて随時発信しています。
2050 EARTH CATALOGUE展 トークイベントに参加しました。
近々のイベントに関してお知らせさせていただきます。円卓会議・照明楽会がトークイベントに参加しました!
UIA 2011 TOKYO/2050 EARTH CATALOGUE展 トークセッション
テーマ:「2011 イルドレドへの旅 経済照明から人間照明へ
日 時:2011年9月30日(金) 18:30~20:00
場 所:東京ビル TOKIA 1F ガレリア 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-7-3
JR東京駅、有楽町駅より徒歩3分 (東京国際フォーラムの北側)
入場無料
http://www.bluemoment.jp/
照明は焔の時代から電気エネルギーの時代へと移り、私達はさまざまな光源を獲得し生活の利便性を高めてきました。3・11の未曾有の出来事以降、街は一気に明るさを失いましたが、一方で大切な事象が見えてきたように思います。経済に導かれた照明の時代はそろそろ終わりを告げ、人が求める照明へと移行する転換期にさしかかっていると思えるからです。今そしてこれから、照明に求められることや出来ることなどについて熱くトークします。是非お誘い合わせの上、ご来場いただければ幸いです。なお、展覧会会場と併設のため席に限りがありますことをご了承ください。
下記よりUSTREAM放送も行いました。
http://www.ustream.tv/recorded/17590164
残暑お見舞い申し上げます
デンマークその5:エリアソンとルイスポールセンの光
住まいの明かり、大型建築の光の扱い方、自然光の移ろいなど今回は実に多様な光を見ることができました。オラファー・エリアソン(デンマーク生まれのアイスランド人アーティスト)のライティングオブジェもそのひとつです。デンマーク国内にもいくつか作品があるようですが、NEW OPERA HOUSEのメインアトリウムには巨大な球形のアートワークがありました。昨年、金沢で開催された展覧会も観ましたが、それとは異なる氏の建築空間での光を見ることができました。
総じて北欧での照明の歴史とその厚みを改めて再確認するいい機会にもなりました。ひとつの光源を制御すること、人に近い明かりを求めること、陰影や濃淡こそ魅力的であること、タイムレスであること、厳しい風雨に堪えることなど、照明をつくり、使うことの価値を今回ご厄介になったルイスポールセンのショールームやさまざまな事例で再認識することができました。そのフィロソフィーはポール・ヘニングセンをはじめとした先導的デザイナーの明かりに対する飽くなき探究心に礎があることも実感したひとつです。











